新玉の年を迎え、皇室の弥栄、ご崇敬ご参拝の皆様のお幸せをお祈り申し上げます。
令和六年元日より能登半島にて大地震が発生し、更には豪雨被害にも見舞われ、被災地、そしてご関係の皆様の苦難は如何ばかりかと案じられる日々が続いております。当社では、平成二十三年東日本大震災より、義援金箱を境内に設え、ご参拝の皆様から多くのご支援を賜りまして、能登半島復興支援活動をはじめ自然災害発生時には継続的な支援活動を致して参りました。偏にご参拝の皆様方のご支援の賜物と存ずる次第でございます。一日も速やかに復興が叶い、能登の美しい景色が蘇ります様祈り続けて参ります。
さて、情報が溢れ錯綜するボーダーレス社会に於いて、私たちは各々が情報を集め、見極める力を求められる時代を迎えております。我が国の希望の光である若い世代の皆様には、温故知新「故(ふる)きを温(たず)ね新しきを知る」の精神を以て、一人一人が心眼を研ぎ澄まし、地に足を付け、佳きこと悪しきことに惑うことなく、神々に対して常々感謝の心を備え、神の道を歩むことが大切であると心得ます。
本年は、境内末社寳生辨財天に御縁の深い十二支の巳年にあたり、巳の重き役目神仕えとして神聖なるものとされ、御神威がより高まる年回りでございます。今年は、水天宮は元より、寳生辨財天様の御縁の深き巳の大いなる御力、深き幸をお受け頂き、御神徳の家運隆昌・金運向上・芸能才能向上・学業成就、そして、日本三女神の一柱市杵島姫神(いちきしまひめ)様の秀でた御神威により心潤い、美・健康増進の導きを得て頂ければ幸いに存じます。
令和七年は、水天宮の大神様の御加護、そして寳生辨財天様のお導きの下、皆様にとりまして、巳の神さまの実りを授かり、笑顔に満ち溢れる平安な一年となられますことをお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。
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